今月発行の「一般社団法人 日本公園緑地協会」機関誌「公園緑地vol.82号」の特集テーマは、「都市とみどり・農の共生」です。
ここに、コミュニティガーデンせせらぎ農園の記事が掲載されました。
(以下、機関紙巻頭言より)
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平成27(2015)年に都市農業振興基本法が施行され、都市農地の位置づけが「宅地化すべきもの」から都市に「あるべきもの」へ転換されました。これを受け、都市政策に置いても平成29年の都市緑地法の改正により農地も緑地として政策に組み込まれました。
また、都市政策においては仁子減少・高齢化の新子に起因する様々な課題が顕在化しつつある中、郊外部の開発圧力の規制的手法によるコントロールから、拡散した市街地をコンパクト化して都市の持続性を確保する集約型都市構造に転換され、平成26年の都市再生特別措置法の改正により、立地適正化計画制度を創設し、居住・都市機能の誘導により、コンパクトシティの形成に向けた取り組みを推進しています。
都市農業振興基本法が施行され5年を迎え、都市及び農業の両政策による都市農地の保全が進められるとともに、新型コロナウィルス感染症による暮らしの変化などにより、都市での農ある暮らしのニーズがこれまで以上に高まっています。都市農業振興基本法や都市緑地法などの一部を改正する法律の施行以降の関連制度の活用状況について紹介するとともに、都市における農業や農地の役割・魅力について改めて整理
し、これからの都市における農との共生について考えます。