3切りを行う
水切り(可燃ごみ袋代節約メーター ★☆☆☆☆)
私たちが出す生ごみの約70~80%は水分だといわれています。私たちはその生ごみを可燃ごみに出し、焼却炉で燃やすことで処理していますが、水分の多いものを燃やすには大量のエネルギーを必要とし、大量の二酸化炭素(CO2)を発生させています。 水分を切るということは、無駄なコストをかけない(エネルギーを使いすぎない)ことと、環境への配慮(地球温暖化対策)という2つの面でメリットがあります。 最も私たちに身近なメリットで言うと、可燃ごみ袋代の節約にもなります。生ごみをしっかり水切りして、環境配慮型の生活をしてみませんか?
生ごみの水切りの方法
食べ切り(可燃ごみ袋代節約メーター★★☆☆☆)
まず、質問です。 あなたの家庭の晩ごはんを作る量は適切ですか? 毎日、何かおかずが残るという方は、作る量を少し減らしてみてください。おかずは作りたては美味しいですが、冷めてしまったり、一晩おいてしまうとレンジなどで温めなおしてもあまり美味しいと感じないこともあります。それによって発生している生ごみというのが実は多いもの。また残飯というのは調理後の生ごみですので、水分が非常に多いです。残飯ごみが減るだけでもかなりの生ごみ減量につながります。 「まだ少し何か食べたいなぁ」ぐらいの量で作ると、おかずの残り物を出さずに済みます。 お料理をする際は、家族でその1食で食べ切れる分量で作ることを意識してみてください。そして、作ったものは食べ切るように意識してみてください。 水切りと食べ切りをがんばれたあなたは可燃ごみ代節約メーターが★★☆☆☆にUPします。
使い切り(可燃ごみ代節約メーター★★★☆☆)
食品ロスを減らす方法
生ごみリサイクルを行う(可燃ごみ袋代節約メーター★★★★★)
生ごみを庭に埋める
ダンボールコンポストを使う
家に土壌のあるお庭がある方は、お庭に生ごみを埋めて処理する方法があります。ただ、この場合でも、同じ場所にいつも入れられるわけではなく、場所を変えて埋めていかなくてはならないため、ある程度の広さの土埋めできる場所が必要です。 そこで私たちが推奨しているのはダンボールコンポストです。住宅の形態にかかわらず、ベランダや軒がある住宅であれば、誰でも低コストでできます。(詳しくはこちら) 3切りと生ごみリサイクルができれば、可燃ごみ袋代節約メーターが★★★★★にUPします。 これらのことを実践すると、今出している可燃ごみは約半分に減らすことができます!
可燃ごみがこんなに減ります!
大袋(約40L)で出している方 → 中袋(20L)に 中袋(約20L)で出している方 → 小袋(10L)に 小袋(約10L)で出している方 → ミニ袋(5L)に
※日野市にはミニ袋があるのです。生ごみを出さない家庭は毎回のごみ出しがこれで十分です。お花や野菜を育てて楽しむ
お庭に生ごみを埋めた方は、約1か月くらいで、ほぼ生ごみが分解されて、土の肥料(たい肥)へと変わっているので、土がフカフカになっていることと思います。そのような状態の土に、お花や野菜の苗を植え付けをすると、ほぼ肥料なしでも大きく元気に育ちます。 ダンボールコンポストを実践し方は、生ごみを入れ始めて、4~5か月するとたい肥ができます。そのたい肥を土に混ぜると、ほぼ肥料なしでも、プランターなどでお花や野菜が元気に育ちます。 こうすることで、プランターなどで古くなった土を何度も再生利用することができます。
野菜生育比較
(左)一般的な培養土で育てた野菜
(右)一般的な培養土に生ごみたい肥を混ぜて育てた野菜
※他の条件は同じです。
生ごみたい肥には十分な肥料効果があることがわかります。
たい肥ができたらぜひ野菜や花を育ててみてください。 自分たちが出した生ごみから育つ花や野菜は格別ですよ~